
こんにちは、ゆりなです。
中学校の英語教員を6年間経験しました!
今日は、学校がスタートすると悩むことの多い「授業開き」についてです。
英語の授業開きについて考えているんだけど、どうしたらいいのかわからない。他の先生が実際にやっていた例が知りたい!
同じ学校に、相談しやすい先生や同じ教科の先生がいる場合は、聞けますが、そうではない時もありますよね!

英語の授業開き①:自己紹介

英語の授業開きの定番が自己紹介です!
最初の授業は、生徒たちが先生の英語を聞く初めての機会なので、かっこよく英語で自己紹介をしましょう!
「こ、この先生英語上手!」と尊敬してもらうチャンスです!笑
写真があったり、子どもたちが参加できる要素があれば盛り上がる
自己紹介をする際に、言葉だけではなく、
- 写真や絵
- 子どもたちが参加できる場面
これらがあると盛り上がります!
話すだけで子どもたちを盛り上げられる先生っていますが、
私は違うんです!!涙
だから、写真を準備したり、子どもたちに質問をしたりしながら、少しでも自己紹介を盛り上げるように企画していました。
英語の言葉だけで自己紹介をしてしまうと、理解できない子は「ポカーン」とこちらをみているだけになってしまいます。
そんな時に写真があれば、なんとなく理解することができるはず。
また、自分だけが話していても生徒が受け身になってしまうので、私は、地元にあるお菓子屋さんに売っているスイーツの名前を出し、「〇〇ってお菓子好きなんだけど、〇〇好きな人ー?」とか「他におすすめある人ー?」とか自己紹介に関連した質問をしていました。
フレッシュな1年生は元気に参加してくれます笑
ALTが来校する場合は、そのタイミングでできるとベスト!
ALTの先生が来校する場合で、もしタイミングが合えば、ALTが来る日に授業開きの日を設定してもらうのもおすすめです。
ALTにも授業開きに参加してもらうことによって、
自己紹介のバリエーションも増え、尺が長くなります!!
そのため「うわーこれだけじゃ時間足りない!」という悩みも解決されます!
来校前に打ち合わせをして、写真などを用意してもらえる場合は、さらに楽しい自己紹介タイムになること間違いなしです!
子どもたちにも簡単な自己紹介をしてもらう
もちろん、子どもたちに自己紹介をしてもらうのもありです!
中学校1年生でも「I am ~. I like ~.」とかは言えると思うので、黒板に紹介文を書いてあげたりしつつ、紹介タイムを作りましょう。
小学校で学習した内容を覚えていて" I want to be~."と自己紹介をした子がいた時はびっくりしました!
中学校2年生以上になるともう少し話せそうなので、紹介項目を追加しつつ、紹介が終わった後は拍手でたたえながら楽しい時間にしたいですね。
英語の授業開き②:評価やCan-doリストの説明

英語の授業開きで欠かせないのは、評価やCan-doリストの説明です。
子どもたちに1年に見通しを持ってもらえるように、
- 1年間の定期テストの回数、時期
- 1年のパフォーマンステスト計画
- 評価計画(何でどれくらい評価するのか)
- Can-doリストを配布して、1年後の姿をイメージしてもらう
これらを説明する時間を作りましょう。
評価についてしっかり説明することで「え!このテスト成績に関係するんですか?」なんて質問や「聞いてない!」ってこともなくなるはずです。(言ってくる子はいますが笑)
また、学習に熱心な子は見通しを持って、安心して勉強できるので、評価やCan-doリストの説明はしておきたいですね。
英語の授業開き③:英語の授業のルールを確認

英語の授業開きの時間に「英語の授業のルール」を確認することもできます。
最初に伝えておくことで、生徒たちのほとんどが共通認識を持って進めることができ、授業中に困ったことがあればルールを確認して、立て直すこともできます。
生徒がフレッシュな心で先生の話を聞く新学期に、確認しておきたいルールがあれば、授業開きはチャンスです!
私が子どもたちに伝えていた英語の授業のルール
私は、最初の4年間は、
- 誰とでもペア活動をする
- 相手に優しくすると、自分も優しくされる
- 忘れ物は授業前に伝える
- 間違えてOK!どんどん英語を使って覚えていこう!
こんな感じの英語のルールを子どもたちと共有していました。
ラストの2年間は、英語の先生が三人いたので、ルールを伝えることはなく授業開きをしたのですが、「この人の隣やだ!」などペアワークの相手を大切にしない言動があったりしたので、
授業中にペアワークをたくさんしたり、いろんなペアと活動する授業を作る場合は、ルールや教員の思いを伝えるいい機会として授業開きを活用するのがおすすめです!
忘れ物も、後から一人一人伝えるのが面倒だったりするので、最初から「こうしてほしい!」というルールが明確な場合は、授業開きを使って、英語の授業のルールを伝えちゃいましょう。
英語の授業開き④:英語を勉強する意味を考える

授業開きという機会に、英語を勉強する意味を考えるのも1つの案です!
私も実践して、ワークシートに書いてもらったのですが、書ける子と書けない子の差がすごいです!
しかも勉強が得意な子や中学校3年生でさえ鉛筆が進まない・・・なんてこともあり、驚きました!
「えーなんで英語勉強するの?」「俺、日本人だしー!」
英語の授業で英語が苦手な子がよくいう言葉です!
「受験のため」と答える子や、そう思っている子もたくさんいますが、もっと想像力があったり、グローバルな考えを持っている子もたくさんいるので、
英語を学習する意味をちょっとでも広げて、子どもたちが「意味がある!」「勉強したい!」と思えるきっかけづくりになればいいなと思います。
子どもたちの意見の中には、「洋楽の意味を理解できるようになる」と書いた子もいました。
日常生活や自分が好きなことに役立つことにも気付けるいいチャンスですよね!
英語の授業開き⑤:クラスルームイングリッシュを練習する

中学1年生の授業開きの案になるかもしれませんが、「クラスルームイングリッシュ」を練習するという活動もありです!
授業の中で、少しずつ学習していきますが、
例えば、
最初と終わりの挨拶を練習する
これだけでも楽しいかな、と思います!
教科書にのちのちクラスルームイングリッシュのページが出てくると思うので、「これができれば授業ば始められる!」というポイントのみを練習するのがおすすめです。
日直役を変えて、元気のありそうな子を当ててやってみると、ちょっとクラスの雰囲気も和むかもしれません。
授業に活かせそうなものがあれば、ぜひ使ってみてください!
以上が私が6年間の教員生活で実践してきた授業開きのアイディアです!
自己紹介は楽しく、評価計画についての話は真剣に。
ご自分のイメージにあったアイディアがあればぜひ活用して、授業開きに使ってもらえたら嬉しいです。
忙しくなる新学期ですが、無理をしすぎずやっていきましょう!!
では、今日はこの辺で!
See you next time!:D