こんにちは、ゆりなです!
英語が大好きで、留学を2回経験、中学校の英語の先生を6年間経験しました!
今日は、英語の授業についての記事です!
英語の授業を考えているんだけど、音読のバリエーションがないなぁ…。
音読の種類を増やしたいし、いい音読方法があれば実践したい!
そんな悩める先生向けの悩みを解決していきます!
今日は私が授業で実践した音読の方法を7つ、紹介します!
この記事を読むことで、音読のバリエーションが広がり、音読の活動も活発にすることができます!
最後に、「もっといろんなバリエーションが知りたい!」という方向けに、私も参考にしていた本を紹介するので、ぜひ記事を最後まで読んで、授業のネタを増やしてくださいね!
英語の授業の音読①:ストロベリーリーディング
まず、最初に紹介するのが、ストロベリーリーディングです!
そう、いちご(一語)読みです!
ストロベリーリーディングは、1単語ずつ、リピートする音読方法です。
これは、
- 難しい単語が多い文章の時
- 音読に自信が持てない生徒が多いクラス
- 英語が苦手な子が多いクラス
こんな状況で有効です!
例えば、I want to be a youtuber.という文章だったら、
教員:I
生徒たち:I
教員:want
生徒たち:want
このように、教員が1語読んだ後に、生徒たちが1語だけリピートして読む音読です。
「音読が苦手。だって単語の読み方がわからないんだもん。」
「音読が苦手。声を出すのがそもそも苦手。」
そんな子が多くても1語だけなので、ハードルも低く、英語が苦手な子も発音を真似やすいので、難しい単語が多かったり、英語や音読が苦手なクラスで使いやすい音読方法です。
英語の授業の音読②:消しゴムトーク
次に紹介する英語の授業の音読は、消しゴムトークです!
消しゴムトークとは、1行読むごとに、消しゴムを相手に渡し、制限時間が終わった時に消しゴムをもっていなかったほうが勝ち!
という、ゲーム性がある音読法です。
これは、たまにやるとかなり盛り上がります!
やり方は、
- ペアになる
- ペアで消しゴムを1つ用意する
- ジャンケンでスタートする人を決める
- 教員は制限時間を設定する(タイマーや分数は見せない)
- スタートの合図で生徒は音読を開始
- 1行読むごとに、消しゴムを相手の机に動かす
- 制限時間になったら、教員が合図する
- その時に消しゴムがない人が勝ち
- 活動の終わりにWho won?みたいな感じで、確認すると楽しい
- 2回くらいする場合は、時間に緩急をつけると楽しい
子どもたちが集中して音読に取り組み、
ゲーム性もあるので、楽しく音読ができる活動です。
消しゴムトークは、全員が積極的に音読に参加してほしい時、ちょっとゲーム性を持たせたい時に使いやすい音読法です。
英語の授業の音読③:たって1回すわって1回
次に紹介するのは、「立って1回、すわって1回読む」というシンプルな音読法です。
体を動かすことで、頭がシャッキっとしたり、子どもたちがすわってばかりの時間を防ぐための音読方法です!
やり方はとってもシンプル!
- 生徒は起立して、1回(1つの文のかたまりを)音読する
- それが終わったらすわってもう1度音読する
これだけです!
ちょっと動きをつけるだけで、いつもの授業に活気が出るので、「あんまり活動はしたくないけど、動きはつけたいな」という時におすすめの音読法です。
私が小規模の学校に勤めていた時は、午後になると生徒が眠たそうなので
「自由に動き回って3回読んだら席に戻ってきてね」なんて音読もしたことがあります笑
みんなが一斉に起立して歩くことで、ぐちゃぐちゃにならないクラスなら、気分の切り替えにも有効です。
英語の授業の音読④:ロールプレイ
次は、定番のロールプレイでの音読です!
ロールプレイは、登場人物ごとに割り振って音読する方法ですが、
いろいろなバリエーションでできるので便利な音読方法です!
わたしが今まで実践したのは、
- 教員と生徒全体のロールプレイ
- 生徒をクラス半分で分けて行うロールプレイ
- ペアでのロールプレイ
- グループでのロールプレイ
などです。
教員と生徒全体はハードルが低いですが、ペアやグループになってくると自分に一役まわってくるのでちょっとハードルが上がります。
ロールプレイの音読も、使い分けをすることでメリハリのある授業になるので、バリエーションを増やして実践でき、とても便利です!
英語の授業の音読⑤:シャドーイング
音読のレベルがあがってきたら、シャドーイングもおすすめです!
生徒はCDや教員のすぐあとに続いて音読します!
シャドーイングの難しさは、
- 英語が苦手な生徒はチャレンジしないかも
- 読み始めのタイミングが難しい
これらの点にあります。
十分に音読できるようになってきたタイミングでの実践や、読み初めのタイミングを教員が合図するなどのサポートで、シャドーイングの音読が可能になれば、生徒の音読の力もぐっとあがりそうです。
シャドウイングでよりネイティブに近い発音やスピードの練習ができるので、
音読のレベルが上がってきたり、
英語が得意な子にぴったりの音読方法です!
英語の授業の音読⑥:リードアンドルックアップ
次に紹介する英語の授業での音読は、リードアンドルックアップです!
基本的に教員が読んだ後に、生徒がリピートするのですが、「生徒がリピートする時は教科書の文字を見ない(顔を上げて)音読する」のがポイントです!
教員が読んでいる時に、本文を目で追うのはOK!
ただ、自分が読む時は顔を上げて読むことで、本文を覚えることや集中して音読に取り組むことができるメリットがあります。
これは、文章の長さや、新しい単語の多さによってもハードルが違うので、調整しながらやると楽しいです。
わたしは音読練習の仕上げにリードアンドルックアップをすることがおおかったです。
何度も音読を繰り返すことで、本文が定着してきたかな?とおもったらリードアンドルックアップでの練習が効果的です!
英語の授業の音読⑦:サイトトランスレーション
最後に紹介する音読方法は、サイトトランスレーションです!
英単語や句ごとに本文を区切って、ペアで英語の語順で訳したり、英語にしたりしながら音読していく方法です!
「英語の語順で」、英語を聞いて日本語にしたり、日本語を聞いて英語にしたりできるので、翻訳のトレーニングにもなる方法です!
サイトトランスレーションの音読方法は3ステップあり、
- 英語→英語
- 英語→日本語
- 日本語→英語
この「日本語を聞いて、英語になおせる」ことができれば、完璧です!
単語や句ごとに区切って音読するので、そこまでハードルが高くないですが、
英語の語順で練習できるので、英語の文を読んだりする時にも、英語の語順で訳せるようになったりと、英語と付き合う上でとっても役立つ練習です。
サイトトランスレーションを実践する時は、区や単語で区切ったプリントを作成すると活動がスムーズです!
プリントはこんなイメージです!
Lesson 1 | |
Hello. I / am / Ayaka. Please / call / me / Aya. | こんにちは。 わたし / です / アヤカ。 お願い / 読んでね / 私を / アヤ |
作成の作業が少し大変ですが、
一度作ってしまえば、しばらく使える上(教科書変更のタイミングだと辛いですね)、音読の活動にも困らなくなるので、後々楽になります!
サイトトランスレーションの最終目的は、プリントを見ないで、日本語を聞いて英語にできることです!
プリントを見ないで、本文の文法や単語も頭の中に入っているということなので、教科書本文の活用としてもばっちりですね!
ペアの相手が単語を思い出せない時に、ヒントを出したりしてくれる生徒もいて、本当にほほえましかったです。ヒントを出すのも、自分が理解する練習になるので、サイトトランスレーションはお気に入りの音読方法でした。
もっと細かく、他の種類が知りたい方は、こちらの本がおすすめ!
今日は、わたしが授業で実践して
- 子どもたちが楽しそう!
- 集中して音読に取り組んでいた!
- 音読として効果的だった!
このような音読を7つ紹介しました!
ふむふむ。音読のバリエーションがもっと知りたくなった!
そんな方は、ぜひ音読についての本を読んでバリエーションを増やしてみてください。
おすすめの本はこちら!
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わたしも本を読みながら、生徒たちに合いそうな音読方法を実践してきました!
音読は、バリエーションがあるほど、授業が活発になったり、
なにより授業作りの際に悩むことが減ります!!
ぜひいろいろな音読を実践して、楽しい授業作りを続けてくださいね!
この記事が、授業作りの参考になればとっても嬉しいです!
では、今日はこの辺で!
See you next time!
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