教員の部活動負担が大きすぎて辛い!元教員が対処法を考えてみた

教員の部活動負担が大きすぎて辛い!元教員が対処法を考えてみた
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こんにちは、元中学校英語教員のゆりなです。

教員の部活動の負担って、すごく大きいですよね。

私も教員として働いていた頃、1番悩まされたのが部活動でした。

「どうして授業を考える時間を削って部活動に使わなければならないの?」

「部活動で無料で強制残業ってどういうこと?!」

と、部活動に対する疑問は尽きません…

今回は、

部活動の負担が大きすぎて辛い。同じ思いの人はいないかな?あと、対処法もあると嬉しいな。

こんな先生に向けて、

私や周りの先生が実践した「部活動顧問の負担を減らす方法」を紹介していきます!

実際に使われている方法なので、再現性は高いはず!

この記事が、少しでも部活動顧問としての負担が軽減されるきっかけになると嬉しいです。

目次

教員の部活動負担は大きい

教員の部活動負担は大きい

冒頭でも書きましたが、

教員の部活動負担って大きすぎますよね。

負担が大きい理由

平日の部活動はボランティア(無給)

定時退勤が夢で終わる

本業であるはずの授業準備が後回しになる

休日も奪われて休めない

このように、まずは、給料が出ないボランティアであること。

それなのに、毎日部活動に拘束されるので、残業が強制されてしまうこと。

さらに、プライベートな時間であるべきはずの休日も部活動があること。

これらの要素が原因で、部活動は教員にとっての大きな負担になってしまっています。

ゆりな
私も土日が部活動の大会引率でどちらも潰れた時は、生きた心地がしませんでした…(遠い目)

私が経験した部活動顧問暦

私が経験した部活動顧問暦

ここで簡単に私が経験した部活動顧問暦を紹介します!

私は、運動は好きですが苦手なので、学生時代に運動部に所属したことはありませんでした。

高校時代は、週3回出席すればいい茶道部!

お茶をたてて飲んだり、お茶菓子を食べながら、日本文化を学んでいました。

そんな私が就職して任されたのは…

やはり運動部が多かったです!

  • バドミントン部
  • 美術部
  • 男子バスケットボール部

このような顧問暦があります。

どれも副顧問でしたが、運動部の場合は、

  • 大会の引率
  • 運動が苦手だというコンプレックス
  • ルールもわからずにスタート

これらの辛い要素がセットでくっついてきました。

男子バスケットボールなんて、一緒に練習することも難しいので、体育座りで応援するのが精一杯。

自分の無能さを痛感して、とても辛かったです。

ゆりな
とにかく「運動が苦手」なのに「運動を教える」担当になる上、仕事の時間やプライベートが削られるというのが辛かったです。コンプレックスを感じるだけの時間が多かったです。

2023年度から休日の部活は切り離される?

2023年度から休日の部活は切り離される?

「ブラック部活」と言われることも多い、部活動ですが、2023年度から「休日の部活は切り離される」という文部科学省の発表がありました!

次の文は、朝日新聞からの抜粋です。

長時間労働に悩む教員の負担を減らすため、文部科学省が、休日に教員が部活動の指導に関わる必要がない仕組みを整備する改革案をまとめたことがわかった。今後、各地域にある拠点校で実践しながら研究を進め、2023年度から段階的に実施するという。

「休日の部活、教員の関与なくてもOK 23年から実施へ」https://www.asahi.com/articles/ASN805GJ5N80UTQP00B.html

休日部活動の見直しには、

地域で部活動を見てくれる人材がいるのか

どのくらいのペースで実行されていくのか

などの課題はありますが、今までの対策がされていなかった状況と比較をすると改善が期待できそうです!

特に、人材が揃っている地域から、部活動の環境が変わっていくと予想されます。

ゆりな
平日の業務時間外の部活動指導もきついですが、まずは休日の時間が確保できるのは嬉しいですね!

教員の部活動負担を減らす方法を考えてみた

教員の部活動負担を減らす方法を考えてみた

将来の部活動体制に期待ができそうですが、あと2年ほどあります。

ここからは、

今の部活動負担をどうにかしたい!減らす方法はないかな?

こんな悩みを抱える先生に向けて、私や知り合いの先生が実践した「部活動の負担を減らす方法」を紹介します!

部活動の負担軽減のためのアイディアは次の3つです!

部活動負担軽減案

きっちり役割分担する

交互に指導する

幽霊顧問を目指す

それぞれ紹介します!

①副顧問を希望して、仕事についてきっちり分担する

教員の部活動負担を減らす方法を考えてみた

負担をできるだけ減らしたいなら、副顧問を希望することをおすすめします。

副顧問になることで、「主顧問のように練習を仕切る頻度が減る」「子どもにとっても存在は小さくなる」などのデメリットを感じるかもしれませんが、副顧問は負担を減らしやすいポジションです。

副顧問になったら、主顧問の先生としっかり話し合い、部活動の役割分担するのがおすすめです!

そうすることで、お互いやるべき仕事に集中することができ、無駄な負担を減らすことができます。

私は、副顧問でも体育館に行って、子どもたちの練習にできるだけ参加するべきだという思い込みがありました。

かなり憂鬱な気持ちで、「まだ仕事が山ほどあるのにな」と思いながら、体育館に向かう日々。

そんなある日、正直に主顧問の先生に相談をしてみたんです。

「私って、体育館に行かなくても大丈夫ですか?正直、部活のことは何もできなくて辛いんです。」と。

その時の主顧問は優しく、理解してくれる先生だったので、「副顧問っていうポジション辛いよね。お金の管理や事務作業と、自分が部活につけない時にお願いできれば大丈夫です!」と言ってくれました。

それからは、謎の思い込みで体育館に行くことはなくなり、事務作業や部活動の備品の管理などに集中できました。

「主顧問の先生は、私のことどう思っているんだろう?」というモヤモヤも解消。

その上、自分の仕事時間も確保できたので、しっかり相談をして、役割分担をすることの大切さを実感しています。

②もう一人の顧問の先生と交互に担当する

教員の部活動負担を減らす方法を考えてみた

副顧問の希望が難しい場合は、もう一人の先生と交互に担当するのも1つの方法です。

もう一人の顧問の先生が、指導できることが前提になりますが、交代で担当することで、仕事に集中できる日を作ることができます。

例えば、私の夫は野球部顧問なのですが、同じ野球部顧問の先生(野球経験あり)と交互に部活動を見ることで、負担を軽減していました。

平日は仕事量によって相談をしたり、休日は交互に担当して、休みをしっかり確保。

中3の担任だった時は、受験シーズンの平日は、ほとんどもう一人の先生にお願いをしていたみたいです。

お互いに指導ができる場合は、もう一人の先生と相談をして、交互に指導することで、時間的な拘束を減らすことができます。

ゆりな
お互いに頼みやすい関係だとベストですよね!

③幽霊顧問を目指す

教員の部活動負担を減らす方法を考えてみた

最後に紹介するのは、

幽霊顧問を目指すことです!

「どういうこと!」と思う方もいるかもしれませんが、私もこの作戦を知った時は驚きました。

この作戦も、副顧問であることが前提です。

幽霊顧問を目指すには、

  • 主顧問が「自分でバリバリ指導したいタイプ」であること
  • 主顧問と相談をして、「部活に行かなくていいか」を相談すること

この2つの条件が必要です。

私の知り合いの先生は、「部活動顧問拒否」を目指していたので、この方法をとって、部活動に行かなくてもいい環境を作りあげました。

まずは、学校の中から、「バリバリ自分で指導したいし、副顧問がいなくても大丈夫だぜ!」というタイプの先生を探して、その先生が担当する部活動の副顧問を希望。

無事に希望が通ったら、主顧問の先生と相談をして、部活に行かなくても良い環境を作る…という流れです。

校内に、「副顧問は部活に来なくても大丈夫!」という先生がいるかで、幽霊顧問を目指せるかが左右されますが、負担をかなり軽減できる方法の1つです。

ゆりな
見極めは大事ですが、成功した時の負担軽減率は高いです!

部活動顧問としての負担を減らせるのは自分だけ!

部活動顧問としての負担を減らせるのは自分だけ!

今回は、「部活動顧問の負担が辛すぎる!」という先生に向けて、自分や他の先生が実践している部活動顧問の負担を減らす方法を紹介しました!

部活動負担軽減案

きっちり役割分担する

交互に指導する

幽霊顧問を目指す

自分に合う方法で、できるだけ負担を減らして、やりたい仕事に集中できる環境が作ることがベストです。

部活動顧問の負担は本当に大きく、心身共に疲れてしまうことも。

疲れた時は、もう一人の顧問の先生に相談をしたり、管理職に相談をしたりして、無理せずに休んでくださいね。

ちなみに私は、部活動の顧問拒否にもチャレンジしてみたので、そのエピソードを聞いてくださる方は、こちらも合わせて読んでください!(笑)

>>教員は部活動の顧問の拒否はできる?実際に試みてみた!

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どちらにしても、自分の人生なので、自分が1番幸せになれる方法を選択を!!!

部活動顧問の負担を減らせるのは、自分しかいません!

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!

人生100年時代、無理せず、幸せに生きていきましょう!

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この記事を書いた人

ニュージーランド留学、アメリカ留学を経て、英語の先生を6年間経験しました。
英検準1級、中学・高校英語教員免許を持っています。

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