こんにちは、ゆりなです。
今日は、英語の授業作りについての記事です。
英語の授業を考え中。授業の導入に使えるネタないかな?活動のネタをいくつか持っていればバリエーションがあっていいんだけど…。
英語の授業の導入は、生徒を授業に興味を持たせたり、活発にさせるチャンス!
今日紹介する帯活動はこちら!
導入で使える帯活動
- small talk
- small talk and writing
- まるごと暗記シート
- 単語BINGO
- line-row questions
それぞれ詳しく解説していきますね!
実際に授業で使ってみたことばかりなので、明日から実践できるものばかりです!
ぜひ授業作りの参考にしてください!
導入①small talk
やはり生徒に実際に英語で会話をしてもらうsmall talk!
これが定番かなと思います。
small talkを日本語にしたら「おしゃべり、世間話」という意味です。
小学生ならyes,noで答えられる質問や、好きな〇〇を答える質問、
中学生なら日常から自分の思いまで、
高校になるとそれ以上のことを話せて、まさにコミュニケーション!という感じです。
友達とのコミュニケーションを通して、実際に学習した文法を使ったり、自分が言いたいけど知らない単語があることに気づくきっかけになったりと、small talkをしている時の生徒は楽しそう。
私は1日おきくらいにsmall talkを帯活動に設定していました。
また、活動をするときは1分ごとに区切って「質問をする人」「答える人」の役割を交代していました。
small talkを活動に導入するときに大変なのが、「会話のネタ」ですよね!
インターネットでは意外と探しにくく、困った記憶があるので、私が中学校のsmall talkで使ったネタをいくつか紹介します!
small talkのネタを考える時のポイント
small talkを設定するときのポイントや方法があるので、まずはそちらを紹介します!
イベントと関連づける
体育祭、文化祭、修学旅行、宿泊研修、バレンタイン、クリスマス、お正月、連休、夏休み…
学校のイベントや日本のイベントなどに関連づけて設定すると、
生徒たちは自分の意見を伝えやすいし、会話の幅が広がります。
生徒が会話しやすいものを選ぶ
これは先ほど紹介した、「イベントと関連づける」とクリアできます。
生徒はそれぞれ好みがあるので、あるトピックに偏った会話をすると困ったり、会話が続かない場合があります。
例えば、
- 好きな漫画は何?
- 好きなスポーツは何?
- AKBの中で誰が好き?
など、答えの幅が狭い質問を避けることで、どの生徒にとっても会話がしやすくなるはずです。
ただ、これらのトピックに偏ったテーマを選んでも、
「もし相手が漫画好きじゃなかったらこんな質問をしてみよう!」などと投げかけておくと、生徒のコミュニケーション力UPにつながります。
もし質問を設定して、「答えられない生徒がいるかも!」と思ったら、フォローできる質問も考えておきましょう!
トピックカードを作って生徒に引いてもらう
こちらはネタの設定の仕方とは少し違いますが、
毎回ネタを考えるのは大変!!
という方は、あらかじめsmall talkのテーマ(質問など)が書いたカードを準備しておき、
small talkをする前に生徒に引いてもらいましょう!
「今日のsmall talkのテーマは・・・ドドんっ、こちらでーす!」と、
生徒が引いてくれたカードを見せながら発表するのも、生徒がテーマを決めることに参加できるので楽しいです。
small talkのネタ
私は授業でこのようなトピックでsmall talkを設定しました!
- What did you do after school?(放課後何した?)
- Did you study for the test?(テスト勉強した?)
- What animal do you like?(何の動物が好き?)
- What do you do in your free time?(自由な時間に何してる?)
- What will you do this weekend?(週末何するつもり?)
- You had a school trip! What did you enjoy the most?(修学旅行あったよね!何が一番楽しかった?)
- Which do you like, soba or udon?(蕎麦とうどんどっちが好き?)
- Are you excited about the P.E. festival?(体育祭楽しみ?)
- Do you prepare chocolate for Valentine’s Day?(バレンタインにチョコ準備する?)
小学生だったら、「何の〇〇が好き?」の質問をアレンジしつつ、いろんなバリエーションで会話ができると思います!
導入②small talk and writing
2つ目の活動は、small talkに「書く練習」をくっつけたものです!
「small talkで話した内容を、そのまま英語で書く!」という活動です。
話したことをそのまま書くので、「新しい英文を生み出す」というハードルもなく、ライティングの練習にもなるので一石二鳥!
英語が苦手な子は、書くことに抵抗があるかもしれないので、「わからない単語はカタカナで書いてOK!」などにするとハードルも下がります。
writingで書く内容はこんな感じです。
A: What will you do this weekend?
B: I will play basketball.
A: Where will you play it?
B: In the gym.
A: How long will you play?
B: For two hours.
writing sheetを準備しておくと、慌てずチェックもできる
ライティング指導で大変なのは、英文のチェックだよね!どうやってチェックすべきなのか知りたい!
そうなんです!
英作文の授業は、クリエイティブで楽しいですが、チェックが大変・・・。
Writing Sheetはこんな感じ。
B4の紙に印刷をして、Writing後に毎回回収します。
ノートだと、「その日のうちに返却しなきゃ!」と焦りますが、Writing Sheetを使うことで、
- 次の授業まででいいので、余裕を持ってチェック・生徒の間違いを把握することができる
- むしろ、次の授業ではなく、次のWriting活動の時まででOK!
こんな風に余裕を持ってチェックできるんです。
最初にシートを作ってしまい、大量に印刷しておけば、英作文チェックに困ることはありません!
導入③まるごと暗記シート
3つ目の活動は、英語が苦手な子でも活動しやすい「まるごと暗記シート」です。
これは、教科書にのっている基本文をリストにしたもので、英文の復習をしたり、新しい表現を覚えるときに使えます。
私が使っていたものはこんな感じです。
English | Japanese |
1. Astro can fly fast. | 1.アトムは速く飛ぶことができる。 |
2. I can’t draw a picture well. | 2.私は上手に絵を描くことができない。 |
3. Can you draw an elephant? | 3.あなたは象を描くことができますか? |
こんな感じで、英語と日本語が載っており、10フレーズで1枚作成します。
この表を作ったら、あとは「日本語を聞いたら英語がすらすら言える!まるごと暗記しちゃう!」を目標に活動するだけです。
私は、
- 読み方の確認(全員)
- ペア活動(①英語を聞いて日本語にする②日本語を聞いて英語にする)
の流れで活動を設定していました。
最初の1、2回の活動は見てもOKですが、徐々にみないでできるようにすると飽きずに取り組めると思います。
ペアワークなので、ペアの子が上手にヒントを出したりするのも、大切です。
アレンジさせると楽しい
単調になりがちな活動なので、ある程度スラスラ読めるようになったら、簡単にアレンジさせてみましょう!
例えば、
1. Astro can fly fast.
のAstroの部分を、先生の名前にアレンジしてみたり、
2. I can’t draw a picture well. の後半をアレンジして、
I can’t eat tomatoes. などにかえてみたり。
英語が苦手な子にとっては少しハードルが高いですが、アレンジすることによって楽しく続けられている様子が見られました!
「アレンジはしてもしなくてもOK!」くらいのスタンスで声をかけるといいのかもしれません。
導入④単語BINGO
単語の復習や練習におすすめなのが単語BINGOです!
単語BINGOの流れはこんな感じです。
- 単語の読み方を確認する
- 生徒が単語リストの単語を好きなマスに書き込んでいく
- 全員が書き終えたら、教員が単語を1つずつ発表していく
- 生徒は発表された単語をチェックし、縦、横、斜めのいずれかにチェックがそろったらビンゴ!
- 指定された人数がビンゴしたら活動終了!
ワークシートの準備は必要?
私は、片面に単語リスト、片面に空欄の16マスが載っているワークシートを使用していましたが、
単語リストさえ提示できれば、ノートにマスを書いてもらって活動をすることもできるので、
先生や生徒の負担のない方法で実施してみてください!
結構本気で取り組んでくれる子が多く、ビンゴにならなかったら若干落ち込む子もいました。笑
教師主導、対戦などバリエーションもある
スムーズに進めるには、教員がリストの中から単語を選んで発表していく方式ですが、
ちょっとアレンジしたい場合は対戦BINGOにすると面白いです!
- 単語の読み方を確認する
- 生徒が単語リストから好きなマスに英単語を書き込んでいく
- ペアになり、ジャンケンをして先攻、後攻を決める。
- 自分が言った単語は×をつけ、ペアが言った単語は⭕️をつける
- ⭕️がそろったらBINGO!
- 先にビンゴになった人が勝ち!
こんな感じです!
生徒たちも頭を使いながら、次に選ぶ単語を考えるので、なかなか面白いです。
ただ、対戦ビンゴのデメリットとしては、ペアによって勝負にかかる時間が違うため、速く終わったペアは他の活動ができるように声をかけたり、準備をしておく必要があります!
また、あらかじめ時間を区切っておくのもありだと思います。
導入⑤line-row questions
こちらは授業開始の挨拶の後すぐにできる活動です!
学校によって授業開始の挨拶は違うと思いますが、私の勤めていた学校では、起立して挨拶するスタイルでした。
そのため、挨拶後に「Please sit down.」と言わずに、
「I will ask you some questions. So please raise your hand If you know the answer!(質問するから、わかったら手をあげてね)」と声をかけます。
line-row questionの流れ
- 生徒は起立している
- 教師が英語で質問をする
- 答えたい生徒が手をあげる
- 答えられた生徒はline(横列)かrow(縦列)かを選ぶ
- 選ばれた列の子たちは着席できる
- 全員が座れるまで続ける
座席の配置にもよりますが、得意な子が頑張って答えてくれるケースが多いので、苦手な子が助けられたり、
あんまり英語が得意じゃない子でもすぐに座りたいので意欲的に手をあげたりと
英語のやりとりの練習になるので、この活動もよく導入で使っていました。
ALTに質問をしてもらうと、生の英語を聞き取る練習にもなる
この活動は、ALTが来てくれた時に行っていました。
ALTのネイティブの発音を聞いて聞き取る練習にもなり「速くて聞き取りにくい!」と言っている生徒もいましたが、本場の英語のリスニングになるのでとってもいい練習になりました。
継続していくと、結構聞き取れるようになるので、
ALTが来る日は毎回この活動で始まる!って設定するのもいいかもしれません。
質問できたらOKパターンにアレンジするのもあり
質問をさせる力もつけたい!
そう思ったら、アレンジしちゃいましょう!
ALTに質問をして、答えてもらったら座れる。
というルールにかえてしまえば、質問をする練習にもなります。
中学生だと簡単な質問に偏りそうなので(Do you like apples?とか)、
「過去のことを質問してね!」「willを使ってね!」などと条件をつけると、既習事項の復習になります。
まとめ:導入は英語が苦手な子でも楽しめる活動を設定したい!
今回は、授業の導入で使える帯活動を紹介しました!
どれも、継続することで生徒の英語力がアップする活動です。
- small talk
- small talk and writing
- まるごと暗記シート
- 単語BINGO
- line-row questions
そんなに準備に時間を要するのものないので、
明日からの授業にぜひ取り入れてみてください!
英語の授業を考える参考になれば嬉しいです!
では、また次の記事で会いましょう!
See you next time!:D
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