こんにちは、ゆりなです。
中学校で6年間英語の先生をしていました。
今回は、英語の学習方法について紹介します。
中学校で英語を勉強しているけど、なかなか成績が上がらない。家で勉強したいけど、どんな勉強方法がいいかわからない。
こんな疑問を解決していきます。
記事の内容
- 中学生向けの英語学習方法を文法、リスニングなどカテゴリ別に紹介
- 学校のテストや高校入試を目指した対策を紹介
- 中学校の内容を復習したいという方にもおすすめ!
中学生は、高校入試の突破や中学校のテスト対策が大きな課題だと思うので、問題を解くことを重視で紹介していきます!

おすすめ英語勉強法①文法は問題を解きまくる

英語のテストや入試問題には、
- 英語の並び替え問題
- 英文の書き換え問題
このような問題が出題されます。
文法問題は、問題を繰り返し解くことで、パターンを覚えるのが大切!
パターンで覚えるのが苦手な人は、英語の構造に注目して勉強するのもあり!
練習しつつ、パターンを覚える
中学生の場合、学校でワークブックや宿題が出るなど、
授業で学習したことを復習できる問題が出されることが多いです。
英語の先生は、ワークからテストの問題を出したりすることもあるので、
定期テストで点数をとりたい人は、まずワークの問題を繰り返し解いて、パターンを覚えちゃいましょう。
「英語が苦手だけど、定期テストで点数が伸びた!」という子は、みんなワークを頑張っている子が多かったです。
点数が落ちた子に「今回ワークやった?!」と聞くと「やっていない」と答える子も多かったので、まずは学校でもらったワークを完璧に終わらせて問題や文法になれましょう!
一度解いた問題の答えを隠して、テスト前にもう1度といてみるのもおすすめです!
法則ごとにポイントをまとめると理解しやすい
文法問題を解いていると、法則がわかってきます。
例えば、
- be動詞が入っている文はbe動詞を文の最初に持ってくると疑問文になる!
- 助動詞(can, willなど)の文は助動詞を文の最初に持ってくると疑問文になる!
こんな感じです。
この法則を自分で理解して、ポイントをノートにまとめたり、頭の中で整理したりすることによって、1つ1つ覚えなくても法則でクリアできるようになります。
ここまでくると、一般動詞(playなど)の文と、be動詞(is,am,are)の文が混ざったりすることがなくなります!
おすすめの問題集
英語のワークが終わったからもうちょっと他の問題がやりたい!
学校で配られるワークをおすすめしましたが、
- 何度も解き直したので他の問題がやりたい”
- 問題が難しすぎてやる気が出ない
このような状況も考えられます!
そんな時は、自分にあった問題集でさらに英語力をアップさせましょう!
目的別にいくつか問題集を紹介します。
英語が苦手!わかりやすい問題集がいい!
そんな方におすすめなのが、「中1の英語をひとつひとつわかりやすく」です。
絵がついていてわかりやすく、問題数も多くないため、負担なく進められるはず!
また、学年ごとに分かれているので、授業の復習に使うこともできます!
Amazonのページに行くと内容も少し無料で見れるので、気になる方は確認してみてください。
問題を解きまくりたい!
入試を意識した難しい問題に取り組みたい人には「最高水準問題集」がおすすめ!
こちらも中1〜中3までの問題集があり、難しさは中〜難しいレベルです。
高校入試対策もあり、こちらは入試対策として文法、英作文、長文などがまとめられている1冊です。
中学校3年生で、高い英語レベルが求められているならこちらがおすすめ。
この問題集のデメリットとしては・・・全く可愛くないです!笑
可愛い絵が描いてあったりする方がやる気が出る方は、違うものをおすすめします!
英語の構造に興味がある場合は関先生の本で学びを深めて!
「文の作り方を覚えろって言われても疑問だらけで進まない・・・」
そんな人は、関先生の「世界一わかりやすい中学英語の授業」を読んでみてください!
問題集がついているわけではありませんが、英語の本質(ネイティブが英語を使う感覚)について説明しているので、「あ!これってそういうことだったんだ!」という気づきがたくさんあるはずです。
おすすめ勉強法②リスニング問題集で耳をトレーニング

リスニングって、教科書の問題を解く機会はありますが、テストの対策ってなかなかできないですよね。
「高校入試」や「定期テスト」突破が目標なら、やっぱり問題集で聞くのがおすすめ!
リスニング力を鍛える方法はたくさんありますが、目標が成績アップだったら、問題集を使ってトレーニングしましょう。
問題集を使うことで、
テストでてるパターンの問題が練習できる
苦手なパターンの対策ができる
出題される形式で必要な単語などを覚えることができる
このようなメリットがあります。
出題パターンで練習できるので、自分の苦手な分野が把握できます。
ぼくは道案内とか、時計の読み取り問題が苦手・・・。
苦手分野が把握できたら、その問題に出てくる表現や単語を徹底的に覚えましょう。
そしたら次に聞く時には、絶対に前回より聴けるようになります。
そうやってリスニング力を強化していきましょう!
おすすめ問題集
リスニングの学習でおすすめの問題集は「高校入試スーパーゼミ英語リスニング」です!
問題も「基本」と「応用」があるので、ステップを踏みながら練習できるのもおすすめ!
おすすめ勉強法③単語は教科書に載っているものをひたすら覚える

単語は、教科書にのっているものをひたすら覚えましょう!
Lesson毎に覚える、
教科書の最後にある単語リストから覚える、
覚える方法は様々ですが、
中学校3年生まで放置しておくと、中3の時に辛くなるので、出てきた都度覚えるのがベストです。
単語を覚える時間には個人差がある。
とは言っても、全然単語覚えれないんだよね・・・どうしたらいいんだろう?
単語を覚える方法には個人差があり、すぐに覚えられる人と、時間がかかる人など覚えられる時間にも差があります。
覚えられないと悩んでいる子もいましたが、勉強を繰り返しているうちに
- 「長い単語を覚えられた!」
- 「書ける単語、読める単語が増えてきた!」
こんな子もたくさんいました。
トライしてすぐに「覚えられない」と諦めるのではなく、長期戦で挑戦していきましょう。
単語の覚え方
単語の覚え方は人それぞれですが、
「あることとあることを同時にする方が覚えられる」と大学の教授が教えてくれました。
例えば、
「ただ書く」より「声に出しながら書く」方が覚えられる
「ただ読む」より「ジェスチャーをしながら読む」方が覚えられる
このような感じです。
私は手を動かして、声に出しながら単語を覚えていました。
わからない単語や覚えられない単語に出会ったら、自分で単語帳にまとめるという作戦もいいと思います。
いずれにしても、諦めない!が大事です。
絶対におぼられると信じて、継続していきましょう!
「あ!これこの前も見た!」と何度も出てくる単語は確実に覚える
全部単語を覚えるとか絶望しちゃう・・・。
そんな時は「あれ、この単語よく出てくるな」「前も見かけたけど意味忘れちゃった」など、何度も出てくる単語は確実に覚える!と決めて覚えていきましょう。
何度も出てくる単語は、よく使われるし、大事な証拠。
しかも何度も出てくる分、覚えやすいんです!
私が教えたていたクラスで本当に英語が苦手な子がいましたが、playだけはすんなり書けていました。
やっぱり何度もその単語を使うって大事なんだなって実感しました。
おすすめ勉強法④長文は毎日1問、時間を測って解く

英語の学習の中で「長文苦手!」という人は多いのではないでしょうか。
私も教員人生で「長文やだー!」「長文アレルギー!」なんて言葉を何度聞いたことか・・・。
そんな長文もアレルギーを吹き飛ばし、解けるようになる方法があるんです!
1日10分でもいいので毎日解くことで、長文に慣れてくる
毎日たった10分でもいいので長文を解くことです。
しかもだらだら解くのではなく、時間を測って取り組みましょう。
1つの長文は10分から15分、長いものなら20分くらいで解いてみましょう。
最初のうちは「毎日」というのが辛いかもしれませんが、徐々に日課になり、
あれ、長文に読むことに慣れて、苦痛じゃなくなった!
こんな日が訪れます。
はじめは長文が苦手だった子でも、コツコツ毎日取り組んで、中3の受験の何ヶ月か前には、
「毎日解いていたから慣れた。もう長文嫌じゃない。」と言っていました。
頑張った分、すごい効果が出ます。
おすすめ問題集
長文が苦手な方におすすめなのはこちら
長文に苦手意識があったり、アレルギーのある方には「とってもすっきり英語長文」がおすすめ!
この問題集は、同じテーマで「短い」「普通」「長文」の3ステップで進んでいきます。
最初に短い英文で内容をつかんでから、文章のボリュームがアップしていくので、問題の取り組みやすさが魅力です。
こちらはリスニングもできるのでおすすめ!
「ハイパー英語教室中学英語長文2」は長文問題が終わった後に、リスニング問題がついているので、長文とリスニングのどちらも鍛えられます。これより基礎の問題で「ハイパー英語教室中学英語長文1」も出版されているので、そちらもおすすめです。
おすすめ問題集のより詳しい記事はこちら!
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英語の長文問題集はレベルにあわせて選ぶ!【元中学英語教師が紹介】
こんにちは、ゆりなです! 英語が大好きで、留学を2回経験し、6年間中学校で英語教員として働いていました! 今日は、中学生におすすめの英語の長文問題を紹介します! 自分の問題集を探している方 子ども用の ...
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おすすめ勉強法⑤英作文は家庭学習で添削してもらう

最後は「英作文」です。
英作文は英語の先生や塾の先生に添削(チェック)してもらいましょう!
翻訳サイトなどもありますが、伝えたいことを英語にするのはやはり難しいです。
家庭学習などで取り組み、「日本語の意味はこんな感じなのですが」「このテーマで書いたのですが」と一言添えて、先生にチェックしてもらいましょう。
自分についての文章を書けるようにしておく
どんな文章を練習したらいいかわからない!
まずは、一番身近な自分について書く練習をしましょう!
- 自己紹介
- 自由時間にすること
- 自分の部活動について
- 自分の学校について
- 趣味
- 将来の夢
- 興味があること
- 家族について
いろいろとテーマがあるので、まずは自分自身についての文章を書けるようにしておきましょう。
特に将来の夢などについては、テストで出題されることもあり得そうなテーマです。
書きにくい場合は、嘘を書いてもテストの点数に影響しないはず(担当の先生に確認してみてね)なので、ストーリーを作っちゃってもOKだと私は思います。
入試や英検の過去問で練習する
英作文に慣れてきたら、入試の過去問で練習をしましょう。
- 職業体験で行きたい場所
- 日本の文化で興味があること
- グラフから読み取れること
- 好きな曜日について
様々なテーマが課題として出されているので、1つずつクリアしていきましょう。
英検の問題は、英検の公式H Pから過去問を見ることができますし、
入試問題もインターネット上を探せば過去ものが見つかるはず!
ない場合は、学校の先生や塾の先生に相談したり、過去問集を買ってしまうのもありです。
いろいろ試して、自分にあった勉強法を探そう!
今日は、中学生の皆さんに、また、中学校の内容を復習したい方に向けて、学習方法を紹介しました。
人それぞれ自分にあった勉強法があるので、「お!これはいいかも」と思うものをぜひ試してみて、自分にあった勉強法を探してみてください。
みなさんの英語力がアップしますように!
応援しています!
では、今日はこの辺で!
See you next time!:D